エクストリームな音楽と日常徒然

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MEGADETHの来日公演に行かなかった理由

なぜ、マーティー・フリードマンがゲスト参加するMEGADETH日本武道館のライブに行かなかったのか、ちょっとだけ理由を書いてみます。

単刀直入に言えば2015年のラウドパークのガタガタのライブを観て「MEGADETHはもういいかな」となりました。ステージの内容が前年のサマーソニックの時とほぼ一緒だったのは仕方ないけど切れ味のあるバンドの姿がなく、緊張でもしてるのか固い演奏を延々と見せられてしまい、「最近囁かれているイマイチ説は本当だったのか」と思い知らされる形に。今の今までセットリストに不満はないけど「Blackmail The Universe Japan Tour 2005」から来日する度に足を運んでいただけに、こういう喪失感を自分も体験するようになったかと感じました。

翌年から新曲も聴かず新譜すら買わなくなりANTHRAXとの2マンも行かなかった。MEGADETHを筆頭に80’sスラッシュのバンド達から心が離れていったのは、この時からかも知れない。EXODUS、TESTAMENT、DEATH ANGEL、SODOM、KREATOR、DESTRUCTIONと殆どスルーしている現状。フェスにいたらライブは観るか程度に...結局SLAYERだけ自分の心の拠り所になっていました。しかしSLAYERはもういない。

今回のマーティーがゲスト参加するというブーストが掛かっていても、一旦心が離れてしまったからにはチケットに手が出せなかった。そんな気持ちが無ければライブに行っていたでしょう。でも、長年好きなアーティストであるのは事実なので、デイヴ・ムステインが元気な姿で活動してくれているだけでも嬉しいかな。

あと2023年2月と3月は来日公演は多すぎ!w

LOUD PARK2023のヘッドライナーはPANTERAに決定!!

今日のお昼に来年の3/25と26日に開催されるLOUD PARK2023のヘッドライナーがPANTERAに決定したとオフィシャルから発表されました!

再始動後、アジアのライブの動向が掴めていなかったため嬉しいニュースです。

http://www.loudpark.com

 

フィリップ・アンセルモとレックス・ブラウンのオリジナルメンバーに加えて、ザックワイルドとANTHRAXのチャーリー・ベナンテを迎えてのバンド編成なのは周知の通りですが、EXTREME THE DOJOで来日したPHILIP H. ANSELMO&THE ILLEGALSの時よりPANTERAの曲が締りのある形での演奏を期待したいです。

ザックなら大丈夫でしょう笑

因みにアップされてる復活PANTERAは未だ見てません、こうなったら当日が終わるまで見ないようにしようかな笑

 

そしてダイムとヴィニーが亡くなっているため物議を醸すのは仕方のない事で、

実際自分自身も初めは複雑でした。ヴィニーが亡くなった途端にフィルがライブでPANTERAの曲をプレイする姿はさすがに節操がないと感じた。

だけど彼の歌うPANTERAを聴きたいがために上記に書いたDOJOでのライブを観に行きました。結果は散々な再現度で「これだったらイリーガルだけの曲で良かった、何ならPANTERAの曲を演奏するまでのライブは凄い好印象だった」というのが感想です。

 

そうは言ってもPANTERAを動かせるのはフィルとレックスの2名しかいないので、この2人が揃ってバンドを復活させるなら良いのかなと気持ちが変わっているんですよね。

例えばLYNYRD SKYNYRDだって主要メンバーは事故で亡くなり殆ど残ってないけど名前を変えずに活動している。スコット・ゴーハムのBLACK STAR RIDERSは要望があればTHIN LIZZY名義でライブをすると発言しています。オリジナルメンバーが鬼籍に入っても活動するバンドはいるわけだからPANTERAもそれでいいのかなと。

全てのバンドにいつか訪れることですからね。

 

持論ですが外野がずっと騒ぐのもやっぱりダイムが亡くなった後にフィルとヴィニーが仲直り出来なかったからだと思います。

ヴィニーが亡くなった時は「あぁフィルは結局仲直り出来なかったか...」と悲しかったし、もし生前にヴィニーと関係が修復していたらファンの気持ちも全然違ったとはずで、大歓迎の中PANTERA復活を祝われていたに違いないです。

フィリップ・アンセルモ、レックス・ブラウン、ヴィニー・ポールとギタリストはザック・ワイルドとケリー・キングなんて編成が観てみたかった...

 

最後に僕は「PANTERAだけがライブを観ることは出来なかった」と先輩や友人にずっと言い続けていて来年はようやく忘れ物を21年ぶり取りに行くことが出来そうです。

横浜アリーナじゃなくて千葉だか大阪にPANTERAの忘れ物が届いているとは中学3年生だった2001年の自分に教えてあげたいですね。

 

カッコつけたことを言っておいてチケットを買えなかったらウケルよね笑

2022/11/13 プリングティース25周年記念ライヴ「毒宴会」 at 渋谷CYCLONE

PULLING TEETHのライブを渋谷CYCLONEで観ました。

バンドもサイクロンも25周年ということで大変おめでたい日となり皆でガヤガヤと祝う形で終始楽しく一日を過ごせました。

18:30スタートで終わってみれば22時前と非常に長い時間でしたが最近になってよく喋る鈴木さんのぶっ飛んだMCのお陰で中だるみもせず笑いありで何より何より。

2度目のアンコールではアコースティックセットを披露しレアな演奏を見ることが出来たのと、アンコール前から振る舞い酒がガンガンと注がれ酒ナイト状態でカオスな場面もありました笑

そしてライブの空気感がどことなく90年代から2000年初頭な感じで懐かしい気持ちにもなり、2001年にプリングに出会った10代の頃を思い出しました。80年代の怖いライブハウスで鍛えられた90年代のバンド達が残した危険な香りですね。

もちろん忘れちゃならないのが対バンのSPANAM。前の週に西荻窪PitbarのFALLING DOWNの企画で久しぶりに観ました。ライブの本数が今では少ないバンドの為2週連続は中々良い感じでしたね。やはり”記憶の持続性"は名曲だなぁ。

 

UNEARTHの来日公演が2023年1月に決定

先程、SABEL HILLSのTwitterのアカウントを見たらUNEARTHの来日公演が決まり帯同すると告知がありました。

 

1/16(月) 渋谷CYCLONE

UNAERTH

SABEL HILLS

View From The Soyuz


1/17(火) 代官山UNIT

UNEARTH

SABLE HILLS

Graupel

 

チケットは本日から販売しているとの事で早速1/16の公演の受付を完了してきました。明日の朝に発券します。

View From The Soyuzは若手のメタルコア/ハードコアのバンドではイチオシなので沢山の人にライブを観てもらいたいですね。

2022年11月に行くライブ予定表

11月も2週目が終わりますが行く予定のライブを書き出ししてみました。

下記以外にもう一本行くかも知れません。

 

11/13(日)  渋谷CYCLONE

『SYBUYA CYCLONE 25TH ANNIVERSARY』

【PULLING TEETH pre. プリングティース25周年記念ライヴ「毒宴会」】

 

PULLING TEETH

SPANAM

 

11/20(日)  池袋手刀

【DISGUNDER presents 「BLAST'EM ALL!!」 vo;.19 信二生誕祭2022】

 

DISGUNDER

cunts

FUCK ON THE BEACH

Isliel

UNDER THE GUILOTINE

ヴィジュアル系演歌歌手TAKASHI

カラビンカ

ディアブルボア

めろん畑 a go go

 

11/25(金) 下北沢SHELTER

【DEATHBONG 3rd EP"BONG OF DEATH" RELEASE PARTY】

 

DATHBONG

MINOR LEAGUE

IN FOR THE KILL

 

11/26(土) 吉祥寺CRESCENDO

【Kiss The Quarltet 1st Album Release party】

 

Kiss the Quarltet

SAISEIGA

Artemis

THE SHEGLAPES

 

BGM:The Heart Of Everything / WITHIN TEMPTATION

 

 

IRON MAIDENとの最初の出会いが「THE X FACTOR」だったら

IRON MAIDENが17枚目の新作「Senjutsu」を9月8日にリリースして約一週間が経ちました。

発売日に購入し夢中で聴く日が続いています。バンドの新作を聴くのは「A Matter of Life and Death」以来です。このアルバムは余りにも大作主義過ぎて、プログレッシヴロックに疎い自分の価値観では着いて行けず、ライブ音源と映像のみチェックして、後の2作は未聴のままになっています。なので今作を気に入った事は良い機会と思い聴く予定です。

はい、題名の「IRON MAIDENとの最初の出会いがThe X Factorだったら」に入ります。初めて聴いたIRON MAIDENのアルバムは「Brave New World」です。

リリースした2000年は中学2年生でSEX MACHINEGUNS以外のヘヴィメタルに手を出し始めた時でした。まだヘヴィメタルのへの字も音源をディスクユニオンの様な専門店で探すノウハウもなく、駅ビルの中にあったCD屋と駅近にあった個人営業の中古も扱うレンタルCD屋でMETALLICA、SLAYER、HELLOWEENなどのアルバムを買っていました。ヘヴィメタルを聴く上でビッグバンドのIRON MAIDENの名前は当然の如く直ぐに登場したため覚えました。

そして、その駅ビルのCD屋に並んでいたのが「The X Factor」でした。手に取って「変なジャケットだな〜」と思って買わずに帰ったのですが、後日インターネットで検索を行い「Brave New World」がリリースされている事を知りました。復帰したブルース・ディッキンソンとエイドリアン・スミスがどれだけバンドに大きな存在なのか、世界中のメタルヘッズが復帰のニュースに興奮していたなんて、当時の自分には凄さが全く分からず「ヘビメタの有名バンドが騒がれてるからCD買って聴いてみっか」くらいな印象でした。

学校の帰りに再び駅ビルのCD屋に寄り、棚を確認すると「Brave New World」が1枚だけ陳列されていました。購入して早速聴いてみると凄く歌を大事にして雄大な演奏をするバンドというのが第一印象でした。この時は激しい曲が好きだったので5曲目のThe Mercenaryを何度も繰り返して聴いてた記憶があります。

聴き終わった時に「The X Factor」が気になりネットで検索をすると当時2000年は今ほど再評価されてるレビューはなく低評価の嵐。なので「買わなくて良かった」と言うのが率直な気持ちでしたね。その後IRON MAIDENのアルバムを買って聴く事はなく、2002年にリリースされたライブアルバムの「Rock In Rio」まで聴かずに過ごしていました。

恐らくMETALLICA、SLAYER、HELLOWEENに没頭していたので、小遣いを全部これらのバンドに回していたのでしょう。SEX MACHINEGUNSのアルバムとシングルも欠かさず買っていたし、2001年にはBEAST FEASTが開催されチケット代を貯めるなど、中学生だった当時は金銭的にIRON MAIDENを追いかけるのは不可能だったのだと思います。

その「Rock In Rio」が発売された時に思い出したかの様にCDを購入しました。再生をすると名曲の数々に「Brave New World」しか知らなかった僕は衝撃を受け大ファンになりました。曲がどのアルバムに入ってるのかを調べているとSign Of The Crossが「The X Factor」に収録されている事を知りました。あの時、手に取った時はトラックリストすら見ていなかったので、「こんなカッコいい曲が駄作と呼ばれてるアルバムに入ってるってマジ!?」と思ったり、同時にThe Clansmanが「Virtual XI」の曲という事も知り「嘘でしょ!?」と家でたまげていました。

ですが「The X Factor」を聴く事はありませんでした。他の旧譜を聴いたり「Dance Of Death」の発売を楽しみにしつつ、埼玉スーパーアリーナで行われたIRON MAIDEN、ARCH ENEMYSONATA ARCTICAスペシャルな3マンライブのチケットを買うために資金括りに忙しかったからです。

それで今日は改めて「The X Factor」を聴いてみました。勿論、昔より今の方が色々なヘヴィメタルは聴いて来たので「悪くないアルバム」と感じています。だけどブレイズの歌が平坦でドラマティックな曲に対し感情の起伏があまりないのと、繊細に作られた曲の様に聴こえて案外展開が雑だし、サウンドプロダクションが微妙にチープ。Man On The Edgeの様な曲が多ければワイルドに歌うブレイズの実力が存分に発揮されてたのではないかなと思います。WOLFSBANEの時の彼の歌は凄く良かった。

最後にあの時にジャケットを気にせずIRON MAIDENとの最初の出会いが「The X Factor」だったら、恐らくIRON MAIDENの印象は随分と変わり好きなバンドになるのに時間は掛かっただろうなと思います。中学三年辺りでスラッシュメタルデスメタル、ハードコアに傾倒していたので「Brave New World」も「Rock In Rio」も聴くのは大分遅くなったのかな。少しのタイミングで価値観が変わっていたと振り返ると音楽って面白いです。

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THRASH DOMINATION 2004の思い出

THRASH DOMINATION 2020が開催決定したので思い出話でも書こうかなと。

最初に開催された2004年は高校3年生でした。BURRN!とインターネットで80年代が全盛期だったジャンルのスラッシュメタル、そしてレジェンドバンドが日本で観れると心が躍りました。しかも、TESTAMENT、OVERKILL、FLOTSAM AND JETSAM、DEATH ANGELが来日するという事だったので尚更興奮しました。残念ながら初年度はTESTAMENTがキャンセルでしたが...。

FLOTSに関して言えばMETALLICAのジェイソンが在籍していたので、バンドの歴史を辿るだけでも楽しみな気持ちが強かったです。OVERKILLは言わずもがな"Fuck You"を聴けると思い、ライブの妄想に耽っていました笑

勿論当日は気持ち良いくらいに中指を突き立てた!そして、このイベントの一番の目当てはDEATH ANGELでしたね。メンバーが10代で結成しKill As Oneのデモテープをカーク・ハメットがプロデュースしたと知ってから、その情報だけで当時の自分はめちゃくちゃ気になるバンドだった。再結成後第一弾のアルバムである「The Art Of Dying」は発売してすぐに買いに行き、スラドミまでヘヴィロテをしていました。伊藤政則のROCK CITYで彼らの映像が流された時に「もうすぐライブが観れるんだ!」と思いながら、放送が終わった後にアルバムを聴いたりして当日まで備えていました。

もう16年前なのでうろ覚えな記憶しかないですが、ザックリとイイ加減に言えば「楽しかった」の一言に尽きます。スラッシュメタルと言うと今ではリバイバル勢が活動していて若手のスラッシュバンドが聴ける時代ですが、2004年の時は若手はいなかったか、それとも自分の知識不足で認識できなかったくらいにスラッシュメタルは既に終わったジャンルで、最後の頼みの綱がSLAYERだけいう印象でした。LAメタル風のロックンロールをプレイするバンド、ジャーマンメタルを受け継ぐバンド、NWOBHMの影響下のバンドなどは割といたと思ったけど、80年代スラッシュメタルをプレイするバンドは見つけられず「スラッシュメタルは過去のジャンルなんだ、SLAYERだけか...」と落胆しつつも、過去のバンドを辿り楽しんでいたのを思い出します。だからこそ、スラッシュメタルの再結成ブームは嬉しかったですね。「これから俺もリアルタイムで楽しめる!」みたいな感じで騒いでた。最後にTHRASH DOMINATION 2004に行った後は「このイベントが大きくなってBEAST FEASTみたいになったらな良いな!」と思ったものです。高校生活の中で一番輝いたライブがこのイベントでした!そして今年のスラドミが無事開催される事を願っています!

BGM:「Fall From Grace」/DEATH ANGEL